Compositor: Inabakumori
じっとしてとけていくのをみる
てのひらのふちをなぞるように
ちょっとだけ歩けるようになる
きみとぼくをつなぐみちをひいて
がけのむこうがわくらいは
あたたかくしておきたい
ふかくふかく
ぼくのこえのふかくのところ
おおむかしにえぐられたきずあとが
きみとぼくをつなぎあわせ
なみだをこえよう
すこしずつおもにをほどいて
かかえてあげる
じっとしてとけていくのをまつ
なみかぜをたてないように
やまがすわるように
ちょっとだけ歩けるようになる
きみとぼくをうつすみちができて
きずをかくすためきれいになっていく
ふたりのふかいそこのてんごくで
てをむすんでおきたい
ふかくふかく
ぼくのこえのふかくのところ
おおむかしになみだにかわったみちすじが
きみとぼくをつなぎあわせ
なみだをこえよう
いつのひかきみがたてるように
ふかくふかく
ぼくのこえのふかくのところ
おおむかしにえぐられたきずあとが
きみとぼくをつなぎあわせ
なみだをこえよう
すこしずつおもにをほどいて
かかえてあげる